七十二候『虹始見』~にじ はじめて あらわる~

Pocket

4月15日から七十二候・第十候「虹始見」に入ります。

「虹始見」と書いて「にじ はじめて あらわる」と読みます。

春の天気は不安定ですが、晴れ間に冬には見られなかった虹がかかり始めます。

今日は、見るとなんとなく幸せな気分になる「虹」についてお届けします。

スポンサーリンク

虹は、見ようとして見られるものではないため、空に七色のアーチがかかっているのを見つけると、ついつい立ち止まって空を見上げてしまいます。

虹はどういう仕組みでみえているのでしょうか。

虹が見える仕組み

虹は、太陽の光が空気中の水滴によって屈折、反射されるときに水滴が「プリズム」の役割をして光が分解され、複数色の帯として目に見えます。

 プリズムとは
よく磨かれた平面をもつ透明な多面体。ガラスなどから作られ、三角柱のものなどがあり、光を分散・屈折・全反射させるために用いる。
                    出典元:デジタル大辞泉

要するにプリズムには、光の進路を屈折させる性質があるということです。水滴がプリズムのような役割をするため、水滴に当たった光が、屈折して分解されて二次として眼に映るということですね。

そのため例えば、突然の雷雨の後の雨上がりの晴れ間に虹が現れるのはもちろんですが、水しぶきをあげる滝のそばや、太陽を背にして水まきをしたときなどいも、虹が現れるのです。

虹は 何色?

さて、虹といえば「七色」答える方が多いとは思いますが、実際 虹は、何色なのでしょうか。

最初に「虹は七色」と言ったのは?

もともと、虹は古い時代には「三色」や「四色」と言われていたようです。

それが、虹は「七色」と言いだしたのは、あの有名なニュートンで、当時のイギリスで「赤、黄、緑、青、紫」の5色と考えられていたところに、「オレンジの橙」「インディゴの藍」を加えて7色としました。

実際には、ニュートンは、虹の色が無数に見えることを知っていました。

では、なぜ七色と考えたかというと、音楽と関係づけて「各色の帯の幅が音楽の音階の間の高さに対応している」というオクターブ理論と一致させたい意図からだったのです。

虹の七色

では、虹の色は7色を答えられますか?

「虹色」や「虹は七色」と言葉にはしていますが、どんな並びで、どの色があるかは答えられないものですね。

外側から

赤・橙・黄・緑・青・藍・紫

つぎに虹を見たら、確かめてみてはいかがでしょうか。

七色は、全世界共通なの?

日本では「七色の虹」ですが、七色は世界共通なのでしょうか?

実は、国によって違っているのです。

<アメリカ・イギリス>

一般的に、虹は6色といわれていています。藍色がありません。

赤・橙・黄・緑・青・紫

という感じになります。

最初に「虹は七色」と言い出したニュートンは、イギリスの学者なのに そのイギリスでは一般的に虹は六色と考えられているのは驚きですね。

<ドイツ>

ドイツでは、さらに一色少ない5色となります。藍色に加えて、橙色がありません。

赤・黄・緑・青・紫

ということになりますね。

<アフリカ>

アフリカの部族の中には、虹は2色とするところもあるそうです。

暖色と寒色の2色のみという捉え方なのだそうです。

ところ変われば色んな違いが出てくるものです。

そもそも、虹は連続して変化した色の帯です。

そのため、はっきりとした色の境目があるわけではありません。ですので、この色の帯を何色ととらえるのかは、その国の文化によって違いが出てきます。また、色の名前を知らなければ、色を識別することもできません。

もちなみに、色彩学上の定義は7色とされていて、肉眼では4~6色しか識別できないはずだという説もあります。そもそも境目のない色の帯なのですから、捉え方は人それぞれ違っているはずです。その虹を見たときの心情や状況などによっても全く違ってくるものではないでしょうか。



空から見る虹は どう見える?

いつも、地上から見上げる虹ですが、この空に掛かる虹を空の上から見るとどんなふうに見えるかと言うと、丸い虹が見えます。

飛行機で空を飛んでいる時に、搭乗機の影が雲の上に映ると、その影を取り囲んで丸い虹が出現するというも現象が起きるのだそうです。「ブロッケン現象」とよばれるのですが、キャビンアテンダントの間では、幸運を招く吉兆だそうです。虹色のリングなんて神秘的で、それを見ることができるだけでも、ラッキーですよね。

この現象は、山の頂上などでもごくたまに起きるそうです。登山者が、太陽を背にした自分の影の回りに虹色の輪ができることがあるということで、この現象は「御来迎(ごらいごう)」と呼ばれます。

丸くリングになった虹、一度見てみたいですね。

さいごに

虹が出たときに、よ~く見てみると 虹の外側にもう1つ、うっすらと虹があのが見えることがあります。実は、虹は2本でワンセットなのです。普通に見えている虹が「主虹」と呼ばれ、側にうっすらと ひと回り大きい虹が「副虹」と呼ばれます。

主虹は、太陽の光が水滴の中で1回反射したもので、屈折して2回反射したものが副虹です。そのため色の順番も反対です。副虹は光が弱くて薄いため、条件の良いときしか確認できません。副虹まで見えるのは、とってもラッキーなんですね。

雨上がりの明るい空を見上げると、虹が出ているかもしれませんよ。

俯いてばかりいないで、たまには空を見上げてみては?

今日も ありがとう



スポンサーリンク
レクタングル(大)広告
レクタングル(大)広告

フォローする

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。