坦々麺の坦々って何をさす?

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ゴマ風味のきいている辛いスープに、中華麺や 白ねぎ・豚肉などがのっている担担麺ですが、

「坦々麺」の「坦々」って、いったい何を指しているのでしょうか?

お肉? ゴマ? それとももっと他の物のこと?

今日は、坦々麺についてお届けします。

坦々は何を指すのか、坦々麺の名前の由来、本場と日本の違いなどについて解説します。

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四川料理『坦々麺』

坦々麺は四川料理を代表する麺料理です。

四川料理は、北京・江南・広東と並ぶ 中国の「四大料理」の1つで、麻(マー・山椒と辣ラア・唐辛子)が基本の辛い味付けが特徴です。

では、この坦々麺の名前の由来について解説します。

坦々麺の「坦々」って何?

「坦々」の意味を辞書で調べると

・地形や道路などのたいらなさま。「—と続く道」
・何事もなく時の過ぎるさま。変化のないさま。「—たる余生を送る」

と、書かれています。しかし、坦々麺は四川料理ですから、日本の辞書で調べた「坦々」の意味は当てはまりません。

坦々麺の名前は、

昔、道具一式を天秤棒(てんびんぼう)で、肩に担いで売り歩いた麺というところから来ています。

つまり、「坦々麺」=「荷を担ぐ麺」ということです。

坦々とは「荷を担ぐ」という意味なのです。

普段食べる坦々麺は、濃厚なゴマ風味が特徴のため、「坦々」はきっと「ごま」を指していると思い込んでいましたが、材料を指している言葉ではなかったんですね。



本場の坦々麺

本場中国の四川で出てくる坦々麺は、汁がありません

もともと、天秤棒を担いで売り歩いていた料理だったわけですから、スープを持ち歩くのは難しかったのだろうということは想像がつきますね。

坦々麺は、「汁なし」が原型ということがわかりました。

では、日本で坦々麺と言われて、思い浮かべる一般的な坦々麺は、なぜ「汁あり」の普通のラーメンのようなスタイルなのでしょうか。

日本の坦々麺

日本の坦々麺が、なぜ「汁あり」スタイルなのかを知るには、日本に坦々麺がどうやって入ってきたかを知る必要があります。

四川料理を日本に持ち込んだのは、四川省出身の料理人 陳建民だと言われています。あの料理の鉄人赤坂四川飯店陳健一の父親です。

坦々麺は、日本に持ち込まれた当初、本場四川風の「汁無し」で提供されていましたが、評判が芳しくありませんでした。

日本で、一般的な中華料理といえばラーメンだったため「日本人は、汁がないとダメなんだ」と考えてスープを入れ、日本人の舌に合うように まろやかな味にアレンジしたのだそうです。

ちなみに、坦々麺は香港でも独自の進化を遂げていて、香港のものは、「汁はあるけど日本ほどたっぷりではない」、本場四川と日本の中間といった感じです。

さいごに

日本では「担々麺」というと「汁あり担々麺」が一般的で、

汁のない担々麺は「汁なし担々麺」とわざわざ表記され最近流行っていますが 、

担々麺の発祥である四川では「汁あり担々麺」はありません。

そのため、わざわざ汁が「あり」とか「なし」とか書いていませんよ。

実は、本場と日本の坦々麺の違いは、「汁」だけではなく「麺」にもあります。

本場の坦々麺の麺は、中華麺というよりは、うどんに近い細麺なんですよ。

よく、寿司が海外に出て、独自に進化を遂げているのを見て

「なんだそれ!?」なんて思ってしまいますが、

四川の人が見ると、日本の坦々麺もそんな感じなんでしょうね。

今日も ありがとう



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