七十二候『蚕起食桑』カイコが作り出す「 絹(シルク)」はとっても優れもの!

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5月21日からは、七十二候「蚕起食桑」に入ります。

二十四節気「小満(しょうまん)」の初候で

「蚕起食桑」と書いて、「蚕 起きて桑を食らう」

「かいこおきて(おこって)くわをくらう(はむ)」と読みます。

つまり、蚕が盛んに桑を食べるようになる頃ということです。

美しい絹(シルク)を吐き、「お蚕さま」と敬称で呼ばれ、皇室で代々飼育されてきた特別な昆虫です。

今日は、そんな蚕(カイコ)が吐いた絹糸からできる「シルク」についてもお届けします。

シルクはとっても優れているんですよ。

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蚕(カイコ)

野性のカイコは生息しないことをご存じですか?

カイコは、マユを作る「蛾(が)」が、人間によって改良された昆虫で、家畜です。

もともとは、サナギを食べていたのだそうです。

中国では4500年前には既に「サナギを食べる」のではなく「絹糸を作る」目的で飼育されていて、やがてシルクロードを渡った絹糸は、世界に知れ渡りました。

日本では、『日本書紀』に 宮中で養蚕(ようさん)が行われていたことが書かれているため、この時代には飼育が始まっていたことがわかります。

今でも皇居敷地内に『紅葉山御養蚕所』があり、毎年春になると皇后陛下がカイコのお世話をする様子がニュース映像で届けられますね。

皇居で育てられているカイコの中でも、希少な日本産種の『小石丸』は、マユが少し小ぶりで 古代の絹にもっとも近いのだそうです。そして、そのおかげで「正倉院の絹織物」を復元模造することができたといいます。

皇后陛下の絹製品は、外国の賓客への贈り物にもなるそうですよ!

では、そんなカイコが作る繭(マユ)から作られる「絹(シルク)」はどんな特徴をもっているのか見ていきましょう。

絹(シルク)

シルクは、タンパク質(18種類のアミノ酸)という、人間の皮膚と同じ成分で構成されているため「第二の肌」と言われています。人間の肌ととても相性がいいのです。

そのため、最近では化粧品などに使用されているのもよく見ますね。その上、天然繊維なので、化繊と違い静電気を起しにくく、チリやホコリを寄せ付けません。だから、パジャマや下着、布団などの身に着ける物には、最適な素材なのです。

シルクの良いところ

シルクは本当に優れた素材です。順に見ていきましょう。

■吸湿性・保湿性・放湿性に優れている

シルクは、綿の約1.5倍の吸湿性・放湿性があると言われています。

夏や寝ている時など汗をかいても、肌表面のシルクは サラッとしています。余分な水分は、すぐに放湿してくれます。その上、シルクの繊維間にある沢山の細かな気泡の「断熱効果」により保温性が高いのです。

下着など肌に身に付けるものを着てみるとよくわかるのですが、冬でも暖かく、夏はさわやかで、一年中着心地がとても良い天然素材です。

耐熱性に優れいる

一見弱そうに見えますが、実は耐熱性にも優れいます。

ほとんどの合成繊維は、約200度で燃えて有毒ガスを発生するのですが、シルクは、300~460度にならないと燃えません。しかも有毒ガスを発生しないため、環境にもやさしい素材なのです。

肌にやさしい

シルクは、人間の肌と相性がいいと言ったとおり、とても素肌にやさしい素材です。

優れた吸放湿性によって、肌を清潔に保ることができるため、細菌の繁殖を抑え皮膚細胞の活力を促進させます。素肌が潤い、若々しさを保つことに繋がります。

アトピーや 床ずれなど、皮膚の病の防止と治療に功能があるといわれるのもよくわかります。

紫外線を吸収

シルクはなんと!紫外線も吸収してくれます。

カイコは、紫外線を浴びるとうまく成長出来ません。

そのため繭(マユ)が紫外線を吸収し、カイコを紫外線から守るのです。



シルクの難点

シルクは、優れた素材ですが、やはり欠点もあります。

繊細

シルクは、とっても繊細な素材です。

そのため取り扱いに気を遣う必要があるのです。

摩擦に弱いため、処理が施されていない木材の椅子などに座る時や、かゆにを感じて肌を掻く時も、シルクの上から直接掻く時など、生地を傷める可能性が高く注意が必要です。

繊細なため縫製は、普通の生地より難しいく、とても気を遣う素材なのです。

選択が面倒

洗濯も普通に洗濯機で洗う事ができないため、洗濯が少し面倒です。

手で押し洗いをし、干す時は、陰干しをして下さい。

変色

紫外線から、素肌を守ってくれるのですが、シルク自体が紫外線を吸収するため、直射日光に長時間当てたり、干す時に日光干しをしてしまうと「変色」のおそれがあります。

さいごに

夏にはサラッと、冬には保温対策になるので、1年中着られて便利な素材ですね。

洗濯が面倒だと説明しましたが、最近はわりと手軽に洗えるものもあったり、下着などは洗濯機でもネットに入れ弱水流でも洗えるのでブラウスやスカートなどより使用しやすいのではないでしょうか。

冷え対策というと、冬ばかり考えてしまいますが、クーラーをガンガンにきかせだす季節にも、足先などは冷えがちです。オフィスでデスクワーク中や 家にいるときなど薄手のシルク靴下をサッと履くだけでもかなり違ってきますよ。

「いつも足先が冷たい」という方は、いちど試してみたはいかがでしょうか。シルク専門店【シルクル】なら手頃なものがありますよ。

シルクは、長所短所を知ったうえで、つかえば長持ちしてくれて

とっても優れた素材です。

なにより、天然素材のものは、やはり身体も喜びます。

今日も ありがとう



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