七十二候『腐草爲螢』~ふそう ほたると なる~ 【ホタル鑑賞情報】

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6月11日からは、七十二候の『腐草爲螢』に入ります。

『腐草爲螢』と書いて『腐草、螢と為る』

つまり「ふそう ほたる となる」と読みます。

蛍(ほたる)が光を発し始める頃という意味です。

今日は、蛍(ほたる)についてお届けします。

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蛍(ほたる)

「腐草爲螢」と聞いて、不思議に思うことは、

最初の「腐草(ふそう)」つまり、腐った草の部分です。蛍が光を発し出す頃を表現するために、なぜ「腐草(ふそう)」という言葉が必要だったのでしょうか。

昔の人は、腐った草が蒸れて蛍に生まれ変わると信じていたと言われています。

そんなところから、「腐草爲螢」、水辺で腐った草が蒸れ、そこから蛍が光を放ち出すころということなのでしょう。

蛍の語源

野坂昭如の短編小説で、ジブリ作品としても有名な「火垂るの墓」のおかげで、「蛍」というと「火垂る」を連想する方も多いと思います。

「ほたる」という言葉の語源は「火垂る」が転じたものという説以外にも、「火照る(ほてる)」、「火足る(ひたる)」が転じたものという説や「星垂る(ほしたる)」の意味などがありますが、詳しくはわかっていません。

では、「蛍」という漢字の成り立ちはというと、

「蛍」は、旧字では「螢」と書きます。旧字で見たほうがわかりやすいのですが、上の火二つが、燃え立つ炎を表しています。

そして、覆いの下に虫になっているため、

「光を発する虫」となり

つまりホタルそのものを表現している漢字と言うわけです。

蛍はなぜ光る?

蛍が光るのはなぜなのでしょうか。

まずは、オスとメスが出会うための合図だと言われています。
そして、メスの弱い光に対してオスが強い光を放って、プロポーズしているのだそうです。

蛍がもっている、「発光物質」を「ルシフェラーゼ」という酵素で酸化させることで、あの柔らかな光をだす仕組みになっています。

蛍が生息するための条件

昔は、夏の風物詩として蛍が光るのをあちこちで、鑑賞出来たのかもしれませんが、今ではなかなか蛍を見る機会はありませんね。

では、蛍が生息するのはいったいどのような条件の場所なのでしょうか。

  • きれいで流れがゆるやかな水場
  • 川底に石や砂利がある
  • 幼虫のえさになるカワニナが沢山いる川
  • 土手にやわらかい土があること(さなぎに成るために潜れるように)
  • 水の近くに卵を産む事ができる苔や、木などがあること
  • 川の周辺に高い木や低い木があること(ホタルが休息する場所になる)
  • 飛び回れる広い空間があること(木が生い茂っていると飛び回れない)
  • 暗いところ

こうして、条件を見てみると当てはまるのは、限られた場所になってくるため、現在の日本ではなかなか見られなくなったのも頷けます。

では、蛍が鑑賞できる時期はいつごろなのでしょうか。

蛍鑑賞の時期

一般的な鑑賞時期は

  • 源氏蛍(ゲンジボタル): 5~7月
  • 平家蛍(ヘイケホタル): 6~8月

となりますが、ホタルが飛ぶ時期に地域や場所でちがってきます。見頃は「初夏」や「梅雨の時期」です。

ちなみに2018年は、例年より早く暖かさが訪れ、全国的に気温が平年よりかなり高なったため、ほたるの出現時期は 例年並か早くなっています。

西日本や東日本はすでに飛んでいて、北陸や東北南部でも飛び始めています。北に行くほど、飛び出すのは遅くなるので、まだ東北や北海道ではこれからホタル鑑賞を楽しめますね。

ウェザーニュースの全国ほたる情報をチェックして出かけてみるのもいいのではないでしょうか。

蛍がよく見られる時間ってあるの?

ホタルは夜、3回飛び交うと言われます。

  • 1回目:7~9時
  • 2回目:11時前後
  • 3回目:午前2時前後

ちなみに、この時間帯の中でも、夜8時~9時頃が最も多く蛍を観測できるそうです。

確かに、宿泊した場所でこの時間に合わせて「ホタル鑑賞」に連れて行っていただいた記憶があります。ちょうど1回目の時間帯で夜8時前後でしたが、蛍が飛び交いとても美しい光景でした。



気象状況によっては見られない!?よく見られる条件とは

川面や田んぼの水面付近などで観測するのですが、蛍の発生や発生数は、期間中の気象状況と深くかかわってきます。

よく見られる条件は以下のようになります。

  • 風がない日
  • ムシムシして湿度の高い暖かい日
  • 雨が降っていない日
  • 月明かりがなく、曇っている日

川などのホタル出現スポットに夜8時ごろ鑑賞に出かけても、気象条件があっていないと、全く見られないということもありますので、しっかり調べてから出かけましょう。

じゃらんnetには、ホタル鑑賞スポット情報やホタル鑑賞にオススメの宿の紹介なども載っているので、活用するととっても便利ですよ。

今日も ありがとう

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