七十二候「寒蝉鳴」夏の終わりを告げる鳴き声

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8月12日から16日は、七十二候「寒蝉鳴」に入ります。

「寒蝉鳴」と書いて、

「ひぐらし なく」または「かんせん なく」と読みます。

「かんせん」と読むと何のことかよくわかりませんが、

「ひぐらし」と読むとすぐわかりますね。

そうです「寒蝉」とは、秋を告げる蝉「蜩(ひぐらし)」のことで、

「寒蝉鳴」は、ひぐらしが鳴き始めるころという意味になります。

立秋に入ってからは、涼風至で少し涼しげな候になったかと思えば、いきなり「寒」という字がつく「寒蝉鳴」の候が始まり、秋の訪れを感じずにはいられないといったところです。

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秋を告げるセミは?

セミは、メスは鳴かず、鳴くのはオスだけです。

鳴き方や鳴く時間帯は、種類によって異なります。

よく、真夏に木のそばを通ると、いっせいにセミが鳴きだします。その声を「蝉時雨(せみしぐれ)」と言い、夏の風物詩のひとつです。

そんな中で、秋を告げるセミである「蜩(ひぐらし)」と説明しましたが、蜩(ひぐらし)は、実際には夏のうちから鳴き始めます。実は、夏真っ盛りに、すごい勢いで鳴いているイメージのミンミンゼミや、アブラゼミより早く鳴き始めるセミなのです。

では、なぜ「秋を告げるセミ」になっているのかというと、

鳴く時間帯は、日の出前や日の入り後などの薄暗いころで、暑すぎても、寒すぎても鳴かず、明るすぎても、暗すぎても鳴かないという特性を持っているため、朝夕の涼しいときにに鳴く、少し淋しいげに聞こえる鳴き声が、秋を告げるセミをイメージづけたと言われています。

ちなみに、夕暮れに鳴くので「日暮し(ひぐらし)」と呼ばれるようになったと言われています。

では、実際に、立秋ごろから鳴き出すセミは、というと「つくつく法師」です。そのため、「寒蝉」は「つくつく法師」をさす場合もあるのだそうです。

「蜩(ひぐらし)」も「つくつく法師」も、夏の季語ではなく、秋の季語になっています。

これからは、少しずつ秋の虫の鳴き声が、聞こえ出しますね。

鈴虫などは、涼しげで美しい鳴き声のため、よくカゴに飼っている方もいますが、鳴く虫をカゴに入れてその美しい声を楽しむようになったのは、平安時代だと言われています。

虫は、季節の移ろいを教えてくれているのですね。

電子音にまみれている日常ですが、

たまには、虫たち鳴き声に耳を澄ませてみてはいかがでしょうか?

今日も ありがとう

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