七十二候【水沢腹堅】・【鶏始乳】の 候

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七十二候 で 1月25日から29日までを

【水沢腹堅】すいたくふくけん または みずさわあつくかたし と読み

厳しい寒さで沢がすべて堅く凍ってしまうころとなります。

極東ロシアのサハ共和国 の 首都ヤクーツク というところで、先日 1月15日 最低気温ー65℃ を記録したということですが、日本でも最低気温の記録が出るのはこのころです。

現在の日本の最低気温記録《-41℃》は、明治35年(1902年)1月25日に北海道 旭川 で記録されたものです。ちなみに、日本一高い山『富士山』の山頂の最低気温の記録は《ー38℃》で日本の最低気温ランキングでは第4位となっています。

最低気温ランキングの20位までを見てみましたが、第4位の富士山山頂以外は、すべて北海道で出された記録でした。さすが北海道です。しかし、その記録のほとんどは、1980年代までにだされていて、ここ十数年はランクインするほどの最低記録は出ていません。確かに天気予報を見ていても北海道の最低気温が極端に低いということはなくなっています。温暖化の波がおしよせていますね。

そして、七十二候

1月30日から2月3日までは、

【鶏始乳】にわとりはじめてとやにつくといい

春の気配を感じたニワトリが卵を産み始めるころと言われています。

不思議に思いませんか?

ニワトリといえば、年中卵を産んでいますよね。

ニワトリの場合は、受精してもしなくても、卵を産みます。

受精していれば受精卵です。受精しなくても体の中で卵は出来ているので出てくるのです。ニワトリが卵を産み続けるのは人間が排卵しているのと同じようなことになります。人間は排卵するだけですが、ニワトリは卵を産むので、排卵し産卵しています。

それにしても、不思議です。

他の鳥は繁殖期があって繁殖期にしか排卵・産卵しないのに、ニワトリは一年中しています。なぜなのでしょう。

もともと動物には、繁殖期がある動物とない動物がいます。繁殖期がない動物は熱帯や亜熱帯にいるため一年中常夏で一年中繁殖期なのです。でも、ニワトリはこれには当てはまりませんよね。

もう一つ、人間に飼いならされた動物には繁殖期を失ったものがいるということです。
ニワトリは、赤色野鶏という鳥を人間が飼いならしたものです。もともとは東南アジアに生息し、夏が繁殖期なのです。

鳥類は、繁殖に適した季節を「光の量」で本能的に感じ取っています。その本能を利用して、養鶏場では電球をつけておき、タイマーで年中通して繁殖期に近い光の量を感じ取れるようにセットしています。そうすることで、ニワトリは錯覚し一年中ずっと卵を産み続けるようになります。人間が飼い慣らして繁殖期を失ったというよりは、年中繁殖期にさせられたというほうが的確ですね。

卵料理は好きですが、なんだかとっても悲しくなってきました。

そして、季節をあらわす七十二候の【鶏始乳】も

まったく季節を感じられない表現となってしまっていることにさみしさも感じます。

卵料理は好きなので、これからもいただきますが・・・。

今日も ありがとう

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